VPNの通信量はどれくらい必要?毎月1GBの無料通信量で試して見積もる方法

結論:まず試して、それから購入する
必要な通信量を見積もるには、まず毎月1GBの無料通信量を受け取り、実際の作業でしばらく使ってみて、アカウント内の実際の使用量をもとに合った容量のデータパックを選ぶ方法が手堅いです。感覚で数字を決めると、買いすぎたり、途中で足りなくなったりしがちです。
AnBoはデータパック課金制で、通信量の有効期間はすべて1か月です。多めに買っても有効期間が過ぎれば使えなくなり、少なすぎると作業が途切れてしまいます。そのため、「見込み」ではなく「実際の使用量」で選ぶほうが失敗しにくくなります。
無料通信量で実際の作業を試す
アカウント登録を完了すると、毎月1GBの共有IP無料通信量を受け取れます。受け取り後の有効期間は1か月です。この通信量は費用を節約するためのものではなく、確認のために使います。確かめたいのは、目的の地域で必要な用途を満たせるか、速度が許容範囲か、お使いのデバイスと作業フローで問題なく動作するか、の3点です。
テストには実際の作業を使う
いくつかのWebページを適当に開いただけで結論を出さないでください。普段実際に行っている作業を、一通り最後までやってみます。よく使うWebページやツールを開き、1日分のメールを処理し、いつもの開発や業務の流れを一度実行します。試す作業が日常に近いほど、得られる使用量は参考になります。
テストの前にルーティングを設定しておく
本格的な利用でアプリ別スマートルーティングを使う予定なら、テストの段階からオンにしておきます。そうすれば、測定した使用量が本番に近い水準になります。すべての通信をVPN経由にして測り、本番ではルーティングを使う場合、得られる数字は実際より明らかに高くなります。
観察期間を設ける
1日分の使用量だけでは、全体の傾向を表していないことがあります。可能であれば1週間ほど観察し、平日と週末、作業の少ない日と忙しい日の両方を含めたうえで、アカウント内の合計使用量を確認します。テスト期間中は、毎日の使用量を簡単に記録しておきましょう。メモアプリに数字を1つ書くだけでも構いません。記録があれば、次に容量を見直すときに、最初から測り直す必要がなくなります。
用途によって大きく違う通信量の消費
| 利用の種類 | 通信量の消費の傾向 | おすすめの対応 |
|---|---|---|
| テキスト中心のWebページ、メール | 比較的少ない | 日常の基本的な使用量として見積もるのに向いています |
| 一般的なAIとのチャット | 比較的少ない | テキストが中心のため、使用量は通常、コントロールしやすいです |
| 高画質動画 | 明らかに多い | 長時間の利用にはあまり向いていません。まず少量で試してください |
| 大容量ファイルのダウンロード、常時の同期 | 明らかに多い | 直接接続のままにして、購入した容量を消費しないようにすることをおすすめします |
AnBoはデータパック課金制のため、長時間の高画質動画や、常時の高帯域通信には向いていません。業務、開発、AIツール、軽いWebアクセスといった用途に適しています。
見落としやすい通信量の消費
見積もるとき、多くの人は自分で開いたアプリのことだけを考えて、バックグラウンドの通信を見落としがちです。ソフトの自動更新、ファイル同期ツール、クラウドバックアップ、ブラウザのページ先読みなどは、気づかないうちに通信量を消費することがあります。これらの通信もVPNを通っていると、使用量は予想より多くなります。
テスト期間中は、通信量の大きいアプリはどれか、そのうちVPNを通す必要がないものはどれくらいあるか、を意識して観察してみてください。そうしたアプリを直接接続に切り替えるだけで、購入する容量を減らせることがよくあります。
見積もりの考え方
たとえば1週間テストしたとします。アカウントに表示される合計使用量が、その1週間の実際の消費量です。これを4倍すると、1か月のおおよその使用量が得られます。さらに、利用が多くなる週に備えて余裕を持たせます。余裕をどれくらい持たせるかは、作業の安定度しだいです。作業内容が決まっている場合は少なめに、突発的な作業が多い場合は多めに見ておきます。
テストした1週間がたまたま作業の少ない週だった、あるいは特に忙しい週だった場合、見積もりは低めまたは高めに出ます。そのようなときは、無理に1つの数字を算出するより、もう1週間観察するほうが信頼できます。テキスト中心の作業が主な方は、無料通信量でもかなり長くテストできることが多いです。ビデオ会議や大容量ファイルを扱う場合は、使用量にもっと早い段階から注意を向け、それらのアプリを直接接続のままにしてください。
購入する容量を実際の必要量に近づける
使用量を見積もったあとは、容量を無駄なく使うための方法が2つあります。
- アプリ別スマートルーティングをオンにして、特定の出口が必要なアプリだけをVPN経由にします。ほかのアプリはローカルネットワークのままにして、不要な消費を減らします。
- 大容量ファイルのダウンロードやシステム更新など、通信量が大きく、特定の出口も必要ない作業は、できるだけ直接接続のままにします。
ルーティングの具体的な使い方は、アプリ別スマートルーティングの使い方で解説しています。
容量が足りているかを判断するには
購入後は、週に1回アカウント内の使用量を確認し、残りの有効日数と見比べます。使用量の増え方が残り日数に対して明らかに速い場合は、容量に余裕がないということなので、早めに追加購入できます。月末が近いのに通信量が多く残っているなら、翌月はもっと小さい容量を選びます。
使い方が変わったときも、見積もりをやり直してください。働き方を変えた、デバイスを増やした、TUNモードを使い始めた、よく使う大容量通信のアプリが増えた、といった場合は、古い数字をそのまま使わず、もう一度テストします。
データパックを選ぶときの注意点
4種類の出口は通信量を別々に見積もる
動的IP、固定IP、固定レジデンシャルIP、固定家庭回線IPは、それぞれ独立したリソースプールと通信量残高を使用し、互いに共有できません。複数の種類の出口が必要な場合は、種類ごとに見積もり、種類ごとに購入します。
複数のデバイスで1つの残高を共有する
同じアカウントを複数のデバイスで利用でき、デバイス台数に応じた追加料金はかかりませんが、それらのデバイスは同じ通信量残高を共有します。見積もるときは、一部のデバイスだけでなく、すべてのデバイスの使用量を合計してください。
足りなければ追加購入すればよく、最初に多く買う必要はありません
通信量の有効期間は1か月しかないため、一度に多く買いすぎると、使い切れずに期限が切れてしまいます。まず実測した使用量に合う容量を選び、月の途中で足りないと分かった時点で追加購入するほうが、最初から大容量を買うよりお得なことが多いです。


